記憶にございません!
三谷作品は比較的安定して鑑賞できますが、最近は笑いの量・質とも少々期待に応えていただけません。今回も話としてはそこそこ面白いんですが期待を超えるほどではありませんでした。とはいえ3連休も手伝って観客はほぼ満員状態。ファン層が厚いので想像通り。記憶のなくなった自己中心的総理大臣が心機一転、誠実な政治家への転身をはかった様々な事件が巻き起こる展開。実は途中で記憶は戻っていたにもかかわらず・・・というところが見どころ。
最近作品全体の時間が長くなる傾向にあるのでコンパクトにエピソードをまとめてほしい気がしますが、長く感じるほど冗長なところはありませんでした。及第点かな!
有働アナ・山口崇あたりの起用が三谷さんならではだなぁ~
『ラヂオの時間』などで知られる脚本家、三谷幸喜の映画監督8作目となるオリジナル作品。国民から嫌われ、史上最低の支持率を叩き出した総理大臣が記憶喪失になったことから巻き起こる騒動を描いたコメディ。主演の中井貴一ほか、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、佐藤浩市など豪華キャストが脇を固める。
病院のベッドで目覚めた男。記憶喪失に陥り、自分が誰なのかわからない中、そっと病院から抜け出すと、ふと見たテレビで、自分が国民から嫌われている内閣総理大臣の黒田啓介であることを知る。混乱を避けるため記憶喪失の事実を3人の秘書官以外には内緒で日々公務をこなすが、アメリカから大統領が来日することに。