今夜、ロマンス劇場で
白黒のヒロインと、後世の観客との間でロマンスが生まれたとというありえない設定なのですが、話はうまく作られておりしっかり感動するラブロマンスでした。最近は小説やアニメの映画化が多い中でオリジナルの脚本で映画をとって公開するというファンにはうれしい姿勢です。この手法だと予備知識なく作品に没頭できるので私は個人的にはこれが一番だと思っています。
さて、作品の内容としてはお互いに好きでたまらないのに手を触れることすらできない二人の愛の物語。ラストも観客任せではなく新カリと感動をくれる最近では珍しい終わり方でした。
この作品はカップルで観てほしい作品ですね。純愛です。
【作品情報】
モノクロ映画の中から現実世界へと飛び出したヒロインと、彼女に恋する映画監督志望の青年の淡い恋を描く、綾瀬はるか主演のロマンティックなラブストーリー。思いを寄せるが、人のぬくもりに触れると消えてしまうヒロインを前に困惑する青年を坂口健太郎が演じる。「テルマエ・ロマエ」シリーズなどコミカルな作風を得意とする武内英樹が監督を務める。
【あらすじ】
映画監督を夢見る青年・健司(坂口健太郎)は、ある日、通い慣れた映画館のロマンス劇場で、一人の女性と出会う。彼女は、健司が長年憧れていたスクリーンの中のお姫様・美雪(綾瀬はるか)だった。モノクロ映画の世界から飛び出した美雪が、カラフルな現実世界を体験していくなか、二人は次第に惹かれ合っていく。だが映画会社の社長令嬢・成瀬塔子(本田翼)も、健司に密かに思いを寄せていた……。