TAP -THE LAST SHOW-
タップシーンがちりばめられている中で自然と体がリズムを刻みそうになりますね。ストーリーとしては少し陳腐ですが、意外にわかりやすくってすんなり見ていられました。本当なら伝説のタップダンサーだった渡真二郎(水谷豊)の回想シーンなんかがあって実際に水谷豊がタップを見事に演じて(CG使ってでも・・・)ほしかった。
ラストの24分はタップダンスを観たことがない方でも楽しめます。映画って仮想現実の世界なのでミュージカル映画だけでなく普段観に行かないタップダンスというテーマが私にとっては新鮮でした。
水谷豊が映画監督に初挑戦し、約40年温めてきた物語を映像化した人間ドラマ。水谷演じる元天才ダンサーが若きダンサーとの出会いを通し、タップダンスへの情熱を取り戻していく姿が描かれる。500人を超える応募者の中から勝ち抜き、ラストショウに挑む5人の若きダンサーを演じるのは本物のダンサーで、迫力あるステージを披露する。
タップダンサー、渡真二郎(水谷豊)は天才の名をほしいままにしていたが、19年前に舞台中の事故でダンサー生命が絶たれてしまう。その後演出家に転身したもののあまりの厳しさに彼の周りからは人が離れていった。ショービジネス界から遠ざかり酒に溺れる彼のもとに、ある日、旧知の劇場支配人・毛利(岸部一徳)がやってきて、劇場最後のショーの演出を依頼する。最高の舞台で劇場の最後を飾りたいという毛利の思いを受け、渋々引き受ける渡。それぞれ事情を抱えた若きダンサーたちと交流するうちに、自分がかつて垣間見た舞台の向こう側にある輝く世界を彼らに託そうと決意する。