インフェルノ
※もともとの本もインパクトなかったからしょうがないけどね。
またWHOや民間のセキュリティ会社などが絡んで二転三転して敵がわかりにくいよね。
原作は映画以上に楽しめます!映画で省略された謎解きやその説明、アートや歴史の名所についての背景解説、バイオテロを引き起こした背景と優生学に似たその思想的なバックグラウンドもしっかり説明されていますので、同じお金を出すなら文庫を読んだほうが投資としてはマルです。
【作品情報】
大学教授ラングドンが世界を揺るがす陰謀に立ち向かう姿を描く、ダン・ブラウン原作による『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ第3弾。詩人ダンテの叙事詩「神曲 地獄篇」に秘められた暗号を読み解き、巨大な陰謀から世界を救おうとするラングドンをトム・ハンクスが演じる。監督はシリーズ前2作も手がけたロン・ハワード。
【あらすじ】
宗教象徴学者のラングドン教授(トム・ハンクス)は、アメリカの大富豪で生化学者のゾブリスト(ベン・フォスター)から挑戦状を突き付けられる。それは、人口増加問題の過激な解決策として生み出したウィルスだった。伝染病を利用した人口淘汰をもくろむゾブリストは、詩人ダンテの叙事詩『神曲』地獄篇(インフェルノ)に暗号を隠す。ラングドンは、人類を滅亡に導く陰謀の謎に挑む。
【ネタバレ】
原作では、ラングドンがアヤソフィアでウィルスを発見した際、すでにウィルスは1週間前に放たれ、世界中に蔓延した後であることがわかります。そして、ウィルスの効果も、一定の割合で人間の生殖能力を奪うだけで、即死するようなものではありませんでした。それに対して映画では、シムズが死に、シエナが爆死するなど激しいアクションシーンの後、凶悪な致死性の殺人ウィルスの封じ込めに成功します。これが最大の改変ですね。
原作では、単なるWHO長官として「良い知人」として描かれたシンスキーは、映画では後半部分で「過去にラングドンといい関係があった人」として描かれます。イスタンブールへ向かう機内以降、完全にヒロインとなりました。