残穢(ざんえ)―住んではいけない部屋―
ホラーと思いきやホラーテイスト風ミステリーて感じ。ドキュメンタリー風にとっているので淡々としていて先の展開が気になりますが、少し冗長感が否めませんでした。
音の正体は「赤ん坊」「帯擦れ」と大きく2つの謎がありますが、実は最後にはピースがすべて収まるって寸法。ラストの演出やタイトルの住んではいけない部屋っていうのが実はズレてんじゃないっていうのが残念でした。素材としてはもっと怖くとれたんじゃなかろうか~(+_+)
【作品情報】
第26回山本周五郎賞に輝いた小野不由美の小説を『白ゆき姫殺人事件』の中村義洋監督が映画化したミステリー。ある小説家が、奇妙な“音”のする部屋に住む女子大生から投書を受け取ったことをきっかけに、謎の原因を探り、部屋を巡る驚くべき真相に迫っていく姿を描く。小説家役を竹内結子、女子大生役を橋本愛が演じ、初共演を果たす。
【あらすじ】
小説家である私(竹内結子)のもとに、読者の久保という女子大生(橋本愛)から住んでいる部屋で奇妙な音がすると記された手紙が届く。好奇心から彼女とともに調査に乗り出したところ、かつて住んでいた人たちがこのマンションから引っ越していった後、自殺や心中、殺人といった事件を引き起こしていたことがわかる。やがて恐ろしい真相にたどり着いた二人もまた事件に巻き込まれてしまう……。