プロミスト・ランド
結論から言うと70点。ラストシーンのまとめ方に少し不満があります。
話は貧困な農業都市にあるシェールガス採掘権を獲得している営業のスティーヴ(マットデイモン)と住人との交流を背景にスティーヴがどう対応していくのかという心情を描いた良作。特にパートナー役のスー(フランシス・マクドーマンド)が実にうまい演技。環境活動家ダスティン(ジョン・クラシンスキー)がキーパーソンですが実は出てきた途端わかっちゃいました。これから観に行く人はポイントですよ!
【作品情報】
ガス・ヴァン・サント監督&マット・デイモン主演という、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のコンビによるヒューマンドラマ。次世代エネルギーとして注目を浴びるシェールガスの採掘のため、田舎町を訪れた男が同地の人々との交流を通し、人生を見つめ直すようになる姿を描きだす。マット・デイモンは脚本と製作も担当。
【あらすじ】
大手エネルギー会社の幹部候補であるスティーヴ(マット・デイモン)は、仕事のパートナー、スー(フランシス・マクドーマンド)とともに、農場以外はなにもない田舎町マッキンリーへやってきた。実は、マッキンリーには良質のシェールガスが埋蔵されているのだ。スティーヴたちは、近年の不況で大きな打撃を受けた農場主たちから相場より安くその採掘権を買い占めようとしていた。町の財政再建の救世主として迎えられたスティーヴだったが、予期せぬ障害が立ちはだかる。科学教師フランク(ハル・ホルブルック)と環境活動家ダスティン(ジョン・クラシンスキー)が採掘に反対し、町の人々を説得する。そして、賛否は住民投票にゆだねられることに。さらにスティーヴは、仕事への信念と情熱を根本から揺るがすような衝撃の真実を知ってしまい……。ふと訪れた町で、図らずも自分の生き方を見つめ直す必要に迫られたスティーヴは、果たしてどんな決断を下すのか?