謎解きはディナーのあとで
麗子の上司の風祭警部を、麗子と同じ金持ちに設定し、上から目線で虐げるキャラに仕立てたところがポイント?
少し前にTVドラマで普段のお嬢様ぶりから凄腕の刑事に変わる深田恭子の演技が完璧だった「富豪刑事」は2005年~2006年に放送されましたが、作家の東川篤哉さんは知っているのでしょうか?
少しヒントになっているのかも?もともと筒井康隆原作の作品ですからそちらが参考?
殺人事件の謎ときは割とスタンダードで分かりやすいので、謎ときというよりは上司風祭警部と麗子のやり取りが見せ場1、帰宅後、執事の謎解きが見せ場2という仕上げになっていて、推理小説は苦手という女性でも読みやすいことが授賞の要因でしょうか?
売り上げも好調で100万部を突破したそうで、カバーも含めた売り方もヒットの要因でしょうね?