IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
有名な作品ではあるが、IT(それ)が見えたら終わりとは言うものの終わりではないし、悪霊なのか実体のあるものなのかもよくわからないので、その点でも観ていてスッキリしない。演出や効果もそれほど怖くないし映像もピエロの姿をした少しグロい奴って程度。この町では27年の周期で起こる失踪事件があり、その生贄に子供がターゲットになっているという設定。怖がる奴には見えるってことなんでしょうが、少しぶっ飛びすぎです。いやはやエンドロールでは「序章」と表記するあたり、続編も視野に入れているのかしら。だとしたら次回は観ないですね。今年の観てはいけないリストに載せておきます。
【作品情報】
スティーヴン・キングの代表作として、過去にテレビ映画化もされた人気作が原作のホラー。平和な田舎町に突如現れた“それ”の恐怖に立ち向かう子供たちを描く。全米公開時には社会現象となるほどのヒットとなった本作の監督を手がけるのは、ギレルモ・デル・トロが製作総指揮を務めた『MAMA』で注目を集めたアンディ・ムスキエティ。
一見、平和な田舎町で発生した相次ぐ児童失踪事件。内気な少年ビル(ジェイデン・リーバハー)の弟も、ある大雨の日に外出し、通りに夥しい血痕を残し消息を絶つ。悲しみに暮れ、自分を責めるビル。そんななか、突如“それ”は現れ“それ”を目撃して以来、ビルは恐怖にとり憑かれる。しかし、得体の知れない恐怖を抱えることになったのは、彼だけではなかった。不良少年たちにイジメの標的にされている子どもたちも“それ”に遭遇していた。自分の部屋、地下室、バスルーム、学校、図書館、そして町の中……何かに恐怖を感じる度に“それ”は、どこへでも姿を現す。ビルとその秘密を共有することになった仲間たちは“それ”に立ち向かうことを決意。だが真相に迫るビルたちを、さらに大きな恐怖が飲み込もうとしていた……。