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怒り

八王子夫婦殺害事件という猟奇的殺人の犯人は誰なのか?この事件を軸に陰を抱えながらも、一見普通に暮らす三人の男とその周りで生活する人々が彼らを信じられるかを問う形で進んでいく。
TV公開捜査で三人の男を疑いだしたことで一気にラストへ・・・
俳優たちの一人一人の演技は、予想を超える熱演。特に宮崎あおいは圧巻。
3つの話は実は全く殺人事件には関係がなく、そこだけとらえると中身は全くない映画だがすごい映画だ。好き好きはあるかもしれないが、作・吉田修一、監督・李相日コンビの凄さを実感した。
私は日ごろから脚本ありきと話しているが、演出と役者の演技力でここまで重厚な作品になるのは才能なのだろう。すごい映画だ!

3つの舞台
千葉・・・父洋平(渡辺謙)と娘愛子(宮崎あおい)。体形を変えてまで(5kg以上太ったらしい)の熱演に敬服。洋平と愛子の慟哭に涙腺が緩む。無表情の田代(松山ケンイチ)のラストの表情。池脇千鶴さんのセリフ。

東京・・・ゲイ役を熱演した直人(綾野剛)と優馬(妻夫木聡)。相手を信じきれなかった後悔。末期癌の母親役・原日出子さんが印象的。濃厚なラブシーンはPG12になった。

沖縄・・・無人島に籠る田中(森山未来)の表情と言葉のギャップ。泉役の広瀬すず、沖縄ならではの事情と不幸が痛々しくて胸が苦しい。
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【作品情報】
原作・吉田修一、監督・李相日という『悪人』のコンビによるミステリアスなドラマ。顔を整形し、社会に紛れ込んだ殺人犯らしき人物と出会った、千葉、東京、沖縄の人々の身に起きる出来事を描き、人を“信じる”とは?という根源的な問いを投げかける。渡辺謙、森山未來、松山ケンイチら日本映画界を代表する実力派が多数出演する。
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【あらすじ】
八王子の閑静な住宅地で、惨たらしく殺された夫婦の遺体が見つかる。室内には、被害者の血で書かれたと思われる『怒』の文字が残されていた。犯人逮捕に結びつく有力な情報が得られないまま、事件から1年が経ってしまう。千葉の漁港で働く洋平(渡辺謙)は、家出していた娘・愛子(宮崎あおい)を連れて帰ってくる。愛子は漁港で働き始めた田代という男(松山ケンイチ)と親密になっていき、洋平に彼と一緒に住みたいと告げる。しかしその直前に愛子のために田代に正社員登用を勧めて断られていた洋平の胸の内は複雑だった。二人のアパートの下見の際、田代が前住所を偽っていることが判明。さらに田代という名すら偽名だった。疑念を強める洋平が愛子を問いただすと、彼は借金で追われていると告げられる。そんな中、テレビで整形して逃亡を続ける八王子殺人事件の犯人の似顔絵が公開された。手配書を見つめ、警察に電話をかける愛子。時を同じくして田代は行方をくらます。東京にある大手広告代理店に勤める優馬(妻夫木聡)は、たまたま知り合った直人(綾野剛)と親密になり、住所不定の彼を家に招き入れる。直人は末期ガンを患う優馬の母・貴子(原日出子)や友人とも親しくなっていく。しかし日中の彼の行動がわからない上に、仲間内で空き巣事件が連続していること、見知らぬ女性と一緒にいたことが重なり、ニュースで報じられた事件の犯人の特徴を知った優馬の脳裏に直人の姿が浮かぶ。ふと、冗談めかして殺人犯かと口に出してしまう優馬。後日、直人は優馬の前から姿を消す。母と沖縄に引っ越してきた泉(広瀬すず)は、離島を散策中、一人でサバイバル生活をしている田中(森山未來)と出会う。泉は気兼ねなく話せる田中に心を開いていく。ある日、同い年の辰哉(佐久本宝)と訪れた那覇で事件に遭遇。彼女がショックを受け立ち直れないのも自分のせいだと自責の念にかられる辰哉は、田中に悩みを打ち明ける。自分は味方だとの田中の言葉に救われる辰哉だったが、彼の隠された事実を知り、やりきれない思いが胸中に広がっていく。
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by hageuz | 2016-09-17 15:44 | 映画 | Comments(0)