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ニュースの真相

21世紀最大のメディア不祥事(ラザーゲイト事件)を描いているかなり骨太の作品でした。最終的にメアリー・メイプスは内部調査委員会に敢然と立ち向かい迎合することなく対峙したことで職を解雇されてしまいます。

ラザーゲイト事件とは、一口に言うと、2004年9月、大統領選の最中に、CBSの看板報道番組60minutesで、再選を目指していたブッシュ大統領に軍歴詐称があり、それでベトナム行きを免れていたのではないかと示唆する爆弾ニュースをラザー氏が報じたものの、その根拠とされた文書が、実は偽造だったと判明した一件です。メイプス女史、3人のプロデューサーとともに解雇され、ラザー氏も翌年、メインの番組だったイブニングニュースの契約更改がなされず、失意の中にCBSを去りました。この事件の中心にいたメイプス女史とラザー氏の視点からこの顛末を見直した内容で、二人は「文書そのものは偽造だったかもしれないが、軍歴詐称は事実だった」と、NYタイムズの番組に出演しては主張していたとされています。

現在のようにSNSが日常でだれでも利用できる時代ではなかった中で、何が真実かを真摯に対峙したメディアプロデューサーの誇りとそれを支えたアンカーマンの人生が良く描かれている秀作でした。
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【作品情報】
米大統領への再選を目指すジョージ・W・ブッシュが父親の力を使って兵役を怠ったという一大スクープを報じるも、偽造と疑われ、“21世紀最大のメディア不祥事”と言われた実在の事件の裏側を描くドラマ。ケイト・ブランシェット、ロバート・レッドフォードら実力派が多数共演し、真実を追うジャーナリストたちの姿を映し出す。
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【あらすじ】
ジョージ・W・ブッシュ米大統領が再選を目指していた2004年。アメリカ最大のネットワークを誇る放送局CBSのベテランプロデューサー、メアリー・メイプス(ケイト・ブランシェット)は、伝説的ジャーナリストのダン・ラザー(ロバート・レッドフォード)がアンカーマンを務めるニュース番組でブッシュの軍歴詐称疑惑を裏付けるスクープを報道、アメリカ中にセンセーションを巻き起こす。しかし、新証拠を保守派のブロガーが偽造と断じたことからCBSは激しく糾弾される。同業他社の批判報道もとどまるところを知らず、ついにCBS上層部は事態の収束を図り、内部調査委員会の設置を決定。だがそのメンバーにはブッシュに近い有力者も含まれていた。やがて、肝心の軍歴問題は取材打ち切りとなり、もはや疑惑は存在しないも同然となってしまう。圧力に屈することなく、真実を伝えることを使命とするジャーナリストとしての矜持と信念を示すため、メアリーは委員会との闘いに臨むのだが……。
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by hageuz | 2016-08-07 15:49 | 映画 | Comments(0)