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ソロモンの偽証 後篇・裁判

宮部みゆきの小説を読んでいない人でも十分に楽しめる作品に仕上がっていた。中学生が課外活動として行う学内裁判という設定自体が面白いし、中学生やその父兄がきちんと真実に向き合おうとしている小説のキモの部分が短い時間に良くまとめられている。6巻3000ページにも及ぶ小説の映画化をここまできちんと伝えられた作品はそう多くない。少し設定は変えられている部分が読者として違和感がないとは言えないが主人公の藤野涼子さんの中学生らしい演技に好感がもてる。宮部ファンとしては小説を読んで楽しんでほしい気持ちが大きいが、映画だけでも十分に楽しめる。とりわけベテランが脇を固めていますが、新人の中学生の役者さんたちが素直に演じられているのが良かったのではないかと思います。善悪というより人としてどうありたいのか?大人になって物分かりの良い、自分の中で折り合いをつけることを覚えてしまった私達への一種の警鐘にも感じられ、子離れできない親や甘やかされた子供たちに何かを感じてもらうには鑑賞いただきたい作品ですね。成島出監督には次作にも大いに期待しておきます。
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【作品情報】
転落死した同級生の死の謎を巡って、中学生たちが隠された真実を暴こうとする姿を描く、宮部みゆきの同名小説を2部作として映画化したサスペンス・ミステリーの完結編。事件の第一発見者であり、学校内裁判を提案するヒロインを新人の藤野涼子が演じる。監督はサスペンスから人間ドラマまで幅広いジャンルを手がける成島出。
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【あらすじ】
男子中学生・柏木卓也(望月歩)の転落死以降、殺人を告発する目撃者からの手紙、過熱報道、連鎖していく事件により学校は混乱していたが、大人たちは保身に走る一方だった。生徒の一人・藤野涼子(藤野涼子)は自分たちで柏木卓也の死の真相を突き止めようと動きはじめ、学校内裁判が開廷される。人間の底知れぬエゴや欲望、悪意が渦巻く中、少女が学校内裁判の果てに見たものとは……。
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by hageuz | 2015-04-12 17:19 | 映画 | Comments(0)