グリーン・ゾーン
彼の男っぽく誠実な演技は、今回の作品でも変わらず部隊を率いるリーダーとして凛とし多演技をしていました。しかしながら作品のテーマがイラク戦争の発端である大量破壊兵器というテーマでは結末が見えているだけに広がりませんでした。政府役人vs将校ではやはり厳しい!
また、最近はやりのハンディカメラを持った撮影方法では少し分かりにくいし、観てるほうは画面酔いしますね~あんまりこの手法を頻繁に使われると臨場感より嘔吐感のほうが高まるのでやめたいただきたいです。3Dでハンディカメラにはならないでしょうが、今後3Dハンディなんてのを開発されないことを祈ります・・・
【STORY】
イラク戦争開戦から4週間後。ロイ・ミラーと彼の部隊は、砂漠地帯に隠された大量破壊兵器の行方を追う極秘任務で、イラクの首都バグダードを駆けずり回っていた。混乱のさなか、大量破壊兵器が隠されているとみられる倉庫に踏み込むが空振りに終わる。国防総省の動きに不信感を覚えた彼は、同じ疑念を抱いていたCIA調査官ブラウンと共闘することに。部隊を離れ単独で調査を開始し、執ような妨害工作に苦しみながらも謎の核心に迫っていく。
『ボーン・スプレマシー』『ボーン・アルティメイタム』のマット・デイモンとポール・グリーングラス監督が3度目のタッグを組んだ本作は、イラク・バグダードのアメリカ軍駐留地域“グリーン・ゾーン”とその周辺の無政府状態のエリアを舞台に、大量破壊兵器の所在を探る極秘ミッションを遂行する男の決死の捜査を描く。共演にはグレッグ・キニアやブレンダン・グリーソンら個性的なメンバーが揃った。ひとりの軍人が任務に疑問を抱き、やがて巨大な陰謀に迫り暴きだしていく姿に興奮と感動を覚える。銃撃戦やチェイス・シーンのアクション・シークエンスを手持ちカメラで活写した臨場感あふれる映像は、グリーングラス監督の真骨頂だ。